スイス・リンデ社のLシリーズ液化・冷凍機には、L70、L140、L280のタイプがあり、能力に応じて選ぶことができます。
スイス・リンデ社のLシリーズ液化・冷凍機には、L70、L140、L280のタイプがあり、能力に応じて選ぶことができます。
<特徴>
高効率・小保守点検
非常にコンパクトで、シンプルな設計です。その構成機器は、長年にわたって培われた高度な技術に基づいて設計されているため、信頼性が高く
フレキシビリティーに富んでいて、運転も容易です。さらに、装置の点検頻度が少なくてすむこと、保守・保安が容易であることにより装置のランニング
コストも安くてすみます。Lシリーズ標準化で、メンテナンスが容易です。
高性能タービン
心臓部である膨張機には、リンデ社開発の高性能・動圧ガス軸受け方式"膨張タービン"を装備しており、タービンへのベアリングガスの供給は起動時の
数分を除いて必要としません。機械的な磨耗は全くなく、定期的な保守は不用です。旧来品より効率アップで、省エネです。タービンの構造はカート
リッジ式となっているため、取り付け・取り外しが簡単に行え、万一タービンが故障した場合も、予備のタービンカートリッジと短時間でスムーズに
交換できます。
全自動・内部精製器
不純ヘリウムガス精製のための全自動精製器を内蔵しています。これにより、空気濃度5%までの不純ヘリウムガスを使用しても、自動運転が可能です。
精製のための寒冷ガスは、プロセスガスの一部を使用するため、予冷用の液体窒素は不用です。精製/再生のサイクルを自動で行い再生時には精製時に
余剰ガスとして、中圧タンクに蓄えられたヘリウムガスを使用・運転するため、継続して液化運転が行えます。